リスク評価結果・危険区域図

 リスク評価結果資料 

リスク評価後の評価結果資料は以下の通りです。

  1. 自主行動計画書
  2. リスク評価結果集計表
  3. 個別リスク評価結果
  4. 危険区域図

【自主行動計画書】

消防申請時の予防規程の添付資料として必要な「自主行動計画書」には、リスク評価方法、評価結果、評価に基づく遵守事項などを盛り込むことになります。
以下に目次例を示します。

<目次例>
1.目的
2.適用範囲および適用規格
3.用語の定義
4.安全確保の基本的な考え方
5.リスク評価方法
 5.1 評価対象物質
 5.2 評価対象放出源の抽出
 5.3 精緻なリスク評価
6.リスク評価結果
7.非危険区域を確保するための対策
 7.1 放出源の対策
 7.2 換気の有効度「良」の確保
8.リスク評価結果に基づく遵守事項
9.非防爆機器の導入および管理
 9.1 非防爆機器の安全評価
 9.2 非防爆機器の管理
 9.3 定置式・移動式非防爆機器の使用時の留意点
 9.4 可搬式非防爆機器の使用時の留意点
10.換気装置の維持管理
11.変更管理
12.定期的な教育の実施と記録

【個別リスク評価結果】

<個別リスク評価結果例>(クリックで拡大) <個別リスク評価結果例・物性データ>(クリックで拡大)
リスク評価結果

 

【危険区域図】

プロットプランに、以下の方法「3次元形状重ね合わせ表示」「従来の平面図および立面図による表示」により危険範囲を表示することが可能です。

      1. 3次元形状重ね合わせ表示

        漏洩源となるフランジやバルブなどの位置について明確になっている資料(配管図等)のCADデータを頂ければ、次図のように、危険範囲を具体的な位置として示す事が可能です。
        危険区域となる漏洩源が多い場合でも、個別の放出源の危険範囲を重ね合わせていくことで施設全体でどのような危険範囲となるか確認でき、施設での運用実態に合わせた非防爆機器の使用可否エリアの明確なゾーン設定に活用できます。
        また、ドローンの安全な飛行計画への活用や、将来的な自動飛行機能への応用など、空間的な位置情報が必要な分野への活用が見込まれます。

        <三次元プロット図上に三次元で表現>(クリックで拡大) <二次元プロット図上に三次元で表現>(クリックで拡大)
        3-3d 2-3d

         

        <二次元プロット図上に二次元で表現>(クリックで拡大)

         

      2. 従来の平面図および立面図による表示

        漏洩源が多い場合は、運転条件と流体が同じであれば、フランジやバルブなどの漏洩源の種類ごとに、平面図と立面図で危険範囲を表示します。漏洩源の具体的な場所は、結果集計表や危険区域図に示します。
        漏洩源が少なく、かつ限定的な場合は、各漏洩源の危険範囲について、平面図および立面図で表示します。

           

 【危険区域図例】     <平面図>             <立面図>

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