ホースを使用した災害時の早期水道復旧
近年、台風や地震などの激甚災害が頻発しており、多くの被害が出ております。
弊社では、スーパーアクアダクトホースを使用した、断水時の新たな早期復旧方法を提案致します。
スーパーアクアダクトホースを使用して、カリフォルニア州の大地震(1989年)時に水道供給を3時間以内に復旧させた実績があります。 スーパーアクアダクトホースは、材質がペットボトルと同等と評価されておりますので飲料水の送水に適しており、実際に食品を取り扱う工場などでの採用実績もあります。 震災時には、損害を受けていない配管部分から取水し、破損個所をバイパスして配管網を継続使用できるようにしたり、避難所や個々の家庭に応急的に繋ぐなどで早期復旧が可能です。
使用イメージ
1.水道管損傷による断水に対しての応急バイパスライン
破損区間を迂回するため、損傷していない配管上の埋設消火栓同士をホースでバイパスします。
橋桁に沿わせた水道配管の洪水による破損など、予め破損個所が想定できる場合は大口径ホースが接続できるバルブ付きフランジを枝出ししておくことで早期の復旧が可能になります。
2.断水に見舞われた広域避難所への給水
周囲の水道管が破損した断水状態の広域避難所に、破損していない配管上の埋設消火栓から給水し、仮設蛇口を設置します。
また、用途に応じて集水管・分岐管などを利用し、同時に複数箇所に必要な水を送ることが出来ます。
3.断水にみまわれた広域避難所(ビル、マンション等)の受水槽への給水
断水にみまわれた建物の受水槽へ正常配管上の埋設消火栓から給水することで、建物内の水道が使用可能となります。
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分岐管の例 |