大口径/高圧特殊ホースに関するご質問

  1. スーパーアクアダクトホースやウェルマスターホース、オフショアホース(オレンジ)で飲料水を送水しても安全性に問題はないのか?

    問題ありません。スーパーアクアダクトは内張りと外面被服に高品質なポリウレタン樹脂が使用されており、送水した飲料水を口にしても人体に影響はありません。
    財)日本食品分析センターによる食品・添加物等の規格を始め、海外の安全・品質の規格/基準にも適合しています。
    ウェルマスターホース、オフショアホース(オレンジ)も同じ材質です。

  2. 使用できる結合金具は決まっているのか?

    基本的にお客様が要望される結合金具を使用します。 ご要望がない場合は、使用する流体の性状を伺った上で、当社推奨の金具を提案させて頂きます。
    しかし、万が一にも加圧時に結合金具がホースから抜けることがないよう、金具とホースの互換性および相性を厳密に検査した上でご提供します。

    特に油輸送用ホースでは、F1などでも使用されている、外れた際に蓋が閉まり一滴も漏らさないタイプの金具も取り扱っております。お気軽にお問い合わせ下さい。

  3. ホースの圧力損失はどれぐらいか?

    圧力損失はホースを敷設する長さ、入口圧、流量など様々なファクターによって大きく異なりますが、スーパーアクアダクトはホースの内張りが非常に滑らかで、また加圧時にホース直径が大きく膨らむ特性を持つなど送水時の圧力損失を最小限に抑えるよう設計されています(ホース径が大きいほど圧力損失は少なくなります)。例えば、300mmのスーパーアクアダクトを使用した場合、入口圧を1.0MPaとし、10,000リットルの水を1,000メートルにわたり送水した際の圧力損失は約0.08MPaです。当社の専用プログラムを使用することで様々な状況に合わせた圧力損失を計算し提示します。お気軽にご相談ください。

  4. どの様にメンテナンスすれば良いか?

    弊社のホースは基本的に長期使用や保管が可能ではありますが、5-7年を目処に交換を検討されることを推奨いたします。
    ※2006年に大容量泡放射システム用に販売いたしました「スーパーアクアダクトホース」は、お客さまで15年以上継続してご使用・保管いただいております。

  5. スーパーアクアダクトホースに傷がついたのですが?

    外面被覆が多少擦れたり、剥がれたとしても問題はありませんが、白い被覆が見えている場合には、ジャケットの修復剤がございますので、お問い合わせ下さい。

  6. ホースを敷設/回収するにはどうすれば良いか?

    小口径のホースであればまだしも大口径のホースともなると人力での敷設/回収は大変です。中・大口径ホースの敷設/回収にはフェッチユニットやリーラーシステム等の専用機材を使用するのが一般的です。お客様のコストとニーズに合わせた様々なタイプの機材を設計し、提供します。

  7. 地震等の災害に備え緊急送水システムを検討しているが、ホース以外に何が必要か?

    ホースには基本的に結合金具が付属しますが、それ以外にも既設の配管に接続するためのアダプターや目的に応じてホースを分岐するためのマニホールド、必要に応じて敷設/回収用機材、また流量や使用圧力に応じた送水ポンプ等があります。当社は現地調査を始め必要資機材の選定およびシステムの提案、圧力計算に基づく仕様書の作成等、資機材の納入と共にエンジニアリング・コンサルティング業務も請け負っています。

  8. 他用途のホースも供給できるか?

    当社が代理店を務めるイギリス・アンガス社は世界最大規模のホースメーカーです。アンガス社が取扱うホースは飲料水が送水可能なスーパーアクアダクトの他にも、井戸水汲み上げ用のウェルマスター、汚泥水送水用のドラッグマスター、油や燃料等化学物質送液用のケミコイル、消火用ホースなど様々な用途に使用するホースを供給します。